ヴィント、ヴェロックス、カリボール、キタサンバルカン、サートゥルナーリア、シフルマン、ジョウショームード、ユニコーンライオン、レッドサイオン、レッドジェニアル、ワールドプレミア
セントライト記念2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 1/3 by アラシ
ヴィント
栗東 CW 良 木曜日 併せ 強め
6F83.1 5F67.1 4F52.2 3F38.9 1F12.6
日本ダービー14着。後方で折り合いをつけて終始インで待機して直線も内をフルに追ったけど、全く伸びず。この馬なりに坂までは脚勢をバラけず走れていただけに実力は出し切っていたと思う。悪い馬には見えないけど、このメンバー相手に歯が立つかどうか。
追ってからあまりハミを取っていないのは気になった。ただ、結構速い時計を出した中でそれほど苦しくなる所も無かったし、思ったよりは動いていると感じたのが本音だね。
60点
ヴェロックス
栗東 CW 良 木曜日 単 強め
6F83.0 5F66.5 4F52.1 3F38.0 1F12.3
日本ダービー3着。前で強烈な頑張りを見せた2頭(ロジャーバローズ、ダノンキングリー)を捉えきれなかったもののこの馬自身も鋭い脚を見せて強い内容の3着。前に馬を置かなくても折り合えるセンスの高さが最大の武器。左回りでは追ったモタついた所が出た。左手前の方が速い様子で右の今回はそこに前進要素。
ユッタリしたフットワークで速い時計が出せており引き続き好感。単走でも直線入った時に自分からハミを取って伸びれており仕上がりは早くも上々。背中の位置も高く、後肢が確り踏み込めているのも好感度◎。前進気勢がもう一回りあって良いと思うけど、ここを使ってと言うことじゃないかな。
94点
カリボール
※出走回避
野分特別2着。32秒台の上りがいるような瞬発力勝負でやや後ろにいたのが響いた。位置取りの差が着順の差になったようなレースだし、2着も大きく気にならない。2走前に差し脚の鋭い所を見せているし、ここも警戒は必要か。
キタサンバルカン
美浦 南W 良 水曜日 併せ 一杯
5F67.6 4F52.5 3F39.1 1F12.4
出雲崎特別4着。追ってからエンジンが掛かるまで時間が必要で、どうしも最後は伸びているけど時すでに遅しになりやすい。今後使い続けて良くなる可能性はあるかもしれないけど、近走見る限り、いきなりはどうかと言うイメージ。400Mくらいで馬がエンジン点火出来ていればある程度やれるかもだけどね。
時計も冴えないし、フットワークもバラバラ。追って伸びれる余力もあまり無かったようだし、これではどうかな。
36点
サートゥルナーリア
栗東 坂路 良 水曜日 単 強め
4F52.4 3F37.4 2F23.8 1F12.0
日本ダービー4着。返し馬までは落ち着いていたけど、ゲート入り前からどんどんヒートアップして来てしまいゲート内で駐立が乱れて最後方、前が止まらない馬場で前を捉え切れず敗退。やはり折り合いに不安があるのでステップのここは前に出して行きづらいとは思う。怪物じみたパワーを持つ馬だから仕上げすぎない方が逆に良いタイプかもしれないな。間隔空けた方が落ち着くタイプにも見えるし、今回の方が意外にスムーズかも?
浅く来るかなと思っていたけど普通に時計を出してきた。この時計を大して追わずに出せているの凄いけど、1週前~最終ともに掛かる気配は出ており、雰囲気はダービーの時に感じたまま。頭も気持ち上がっている様だし、前進気勢と言う点でも若干思う所はある。
正直、思ったほど良化はしていないと思う。
69点
シフルマン
栗東 CW 良 木曜日 単 強め
6F83.1 5F67.2 4F52.5 3F38.4 1F12.3
今日橋特別1着。少し噛む所があるけど、折り合いに大きな心配はない。追われた所でハミを取っていないし、世代エースを相手に食い込めるイメージはないな。実際そんなに決め手を使ったレースはないし、一旦様子見か。
動きが全体的にモタっとしており、レースで感じたの同様でハミの取りは良くない。頸と四肢の連動が取れておらずバラ駆けだし、動き自体はそこまで良く見えない。時計の割に苦しそうでないのは評価。
58点
ジョウショームード
栗東 CW 良 木曜日 単 強め
6F84.8 5F68.2 4F53.3 3F39.7 1F13.0
玄海特別5着。2着馬を意識して早めに動いた分で終いが浅くなったけど、似た位置にいた勝馬よりも優位に運んで終いタレではやはり厳しい。勝とうとする気持ちは今回ないんじゃないかな。奨励金か出走権目当てだと思う。
割と本気で走っている様にしか見えないけど、時計が文句なしに遅い。最後一杯に追われても13.0秒て…。まず厳しいんじゃないかな。ヘッドが高いフォームも好感度が低いよ。
1点
ユニコーンライオン
栗東 CW 良 木曜日 併せ 強め
6F83.1 5F67.2 4F52.5 3F38.4 1F12.3
松前特別1着。スムーズなスタートから2番手グループに付けて抜け出し勝ち。早めにムチが入るなど進みの悪そうな所が見えたけど、多少ゴワついた馬場状態でも前が開いたらそれなりにスムーズに加速して前と捉えているし、内容的に悪いという事はない。
リラックスして体の緊張がない分か、ストライドを広く柔らかく取れているのは好感。前脚の振り出しもハツラツとしていて良いと思う。直線入ってからの沈み込むも恰好良いし、時計もまずまず。思ったより全然良く見える。面白いかも。
87点
レッドサイオン
※出走回避
1勝クラス1着。4角でスムーズさを欠いていたし、直線も前をようやく捉え切ったという形で動きにお釣りがない。これ以上の競馬となるとどうかな。崩れにくい感じの馬ではあるけど、能力の上限がどうしてもネック。
レッドジェニアル
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F56.4 3F40.4 2F25.8 1F12.5
日本ダービー8着。ゲート内でモタついてしまい出遅れ後方に。今までスタート後にモツれたりとスタートに不安な所が結構ある。後方から果敢に追い込んで8着までは来たけど、実力を出した中でサートゥル、ヴェロックスとの脚力の違いは明らか。相当ハマらないと太刀打ちできないと思うが、どうか。
前週に5F64.0秒を切る時計を出しているからここは緩くても問題ない。一週前すこし噛みすぎな所があったのを考えるとこの時計でも変にセカつかなかったのは良いかも。動ける態勢にはなっていると思うよ。
64点
ワールドプレミア
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 強め
4F52.7 3F38.3 2F24.7 1F12.4
若葉S2着。ヴェロックスに引き離されはしたけど、確り伸びて2着まで来るべくして来れている。折り合いに不安はないけど、4角で置かれかけてムチが入るなど勝負所の動きに不安を感じる部分はある。末脚は確りしている馬だから良い形で回ってくれば。
追いの程度と馬の手ごたえは重賞としては見合っていると言う感じだと思う。この時計でも終いで抜かないし、仕上がりは良好そう。あとは上位メンバー相手にどこまで迫れるかだね。
81点