ゴーフォザサミット、ショウナンバッハ、スティッフェリオ、トニーファイブ、ミッキースワロー、レイデオロ
オールカマー2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 2/2 by アラシ
ゴーフォザサミット
美浦 南W やや重 木曜日 併せ 馬なり
5F70.3 4F54.5 3F40.1 1F12.9
札幌記念10着。元々先手をスンナリ取れる先行力が魅力の馬ではあるけど、前走に限っては最後方の番手。全然、手合いが作れていないし、今回はさすがに前目で来るとは思う。ここの所、馬に覇気がなく、手ごたえ良く回って来たワリには追って伸びない。馬が抜いている感じだし、これだとどうか。
馬なりで落ち着いたラップを掛かる気配もなく刻めて雰囲気は良好なんだけどね…。追い切りは走って見える場合が多い馬だからアテにならない。馬のヤル気次第じゃないかな。
9点
ショウナンバッハ
美浦 南W やや重 木曜日 単 馬なり
5F64.6 4F50.4 3F36.6 1F12.2
新潟記念6着。この馬は毎回言うことが一緒になるけど、とにかくタメて追い込んでどこまでの馬。毎回脚はそれなりに使って結構伸びてきている。前が崩れるようなレースになると雪崩こんでくるんだよな。前回は後ろ過ぎではあったけど、最速タイ上りの33.6と確り伸びている。今の前有利の馬場はありがたくはないだろうね。
インを回った分で時計が速くなっている点には注意。馬場も良い所を走っていたから1F12.2はそこまで評価しない。走りやすい中で進みが良くて逆にテケテケした感じにはなっていたけど、追われてからは確り頸を前に低伸してハミを取れる気配も出ていたし、良いんじゃないかな。
76点
スティッフェリオ
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 一杯
4F52.0 3F37.9 2F24.8 1F12.5
宝塚記念7着。凶悪なメンバー相手だったし、さすがに歯が立たなかった。キレ脚は使わず4角スパートの長粘りの競馬で強みのある馬だし、前が止まらない今の馬場状態はかなり合っている。先行でロスなく回れるタイプだし中山2200mも歓迎じゃないかな。スローで折り合って運べればチャンスは十分あると思う。
終いがボチボチだったけど52.0秒なら気にする事はない。坂の入口まではシンドさを見せなかったし、この時計で良く動いている方じゃないかな。後肢の入りが少し浅いようだけど、ここもそんなに気にしても仕方がない。
76点
トニーファイブ
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 馬なり
4F53.5 3F39.0 2F25.3 1F12.8
別府特別13着。1200Mから2200Mに挑戦。2勝クラスでも4角バテで後退など見せ場・見所は全くない。ほぼ奨励金獲得狙いの出走とみて間違いないと思う。去年の弥生賞(10頭立て)でも同じ森厩舎のへヴィータンクが初出走で出て来て少し話題になったけど、それと同じ手段だろう。
絶好の馬場状態での53.5秒にも関わらず最後は浅さが出た。坂の終わりで馬が抜いた感じかな。華奢な馬体でフットワークに力感もないし、やはりどうかと思うよ。
14点
ミッキースワロー
美浦 南W やや重 木曜日 併せ 強め
5F65.1 4F50.5 3F37.5 1F12.3
七夕賞1着。前崩れな展開で後方にいられたのも大きいけど、タメが利いた分得意のマクりがハマって強い勝ち方。他馬を気にする傾向が結構はっきりしている馬だし、マクる所も考えると少頭数はかなり合っている。もちろんロングスパートを維持させてくれる良好な馬場状態も歓迎だね。
頭がいつもより気持ち高いけど、普段から高いのであまり気にしない。馬場状態が良いとは言え、馬なりで1F12.3を自発的に加速して出せている感じだし、出来は良さそう。少し離れた位置にいた僚馬を気にするそぶりも無かったし、ここはこの馬にとっては多少のプラス材料。
少頭数の早仕掛けに活路を。
91点
レイデオロ
美浦 南W やや重 木曜日 併せ 馬なり
5F69.9 4F54.1 3F39.9 1F12.9
宝塚記念5着。終始インを回る競馬で直線もイン突きを試みるが弾けず5着まで。有馬記念の時もそうだったけど、荒れめの馬場では行きっぷりがもう一つになりやすいのかも(秋天は高速決着を制していたし)。折り合い面に不安がある馬だから、追い切りではそこも要確認。
このラップだとやはり少し噛むけど、思ったよりは全然ハミ当たりが柔らかくてユッタリ走れている。一週前も気負う気配がなさそうだったし、休み明けでこれなら十分良く見える。ここで一回叩いて煩わしい所が出る可能性はあるだろうけど、まず現状は良さそうに見えるよ。
89点