アドマイヤマーズ、アンノートル、イレイション、エメラルファイト、カテドラル、キャンベルジュニア
富士ステークス2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 1/3 by アラシ
アドマイヤマーズ
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F52.7 3F38.5 2F25.1 1F12.5
NHKマイルC1着。掛かりながらの道中、3~4角は超大外回しっぱなしで直線突き抜けて勝つんだからとにかく強いの一言。あのメンバーでは実力が飛びぬけていたという事だろう。前走よりもメンバー的には今回の方が強いと思うから、ああいう大味な競馬だと取りこぼしはあるとは思う。気性的に休み明けはやや不安だね。
他馬のいない時間に単走で追い切るのは前回と同じで、やはり気難しさはあるんだろうとは思う。動きに重さは感じたけど、そう皐月賞の時もそれは感じたしそういう走りの馬と割り切るべきかも。時計自体は馬なりで53秒台を切っているし、当然動けている部類。ここを使ってピリっとしてくればと言う動きだね。まだ余しているよ。
75点
アンノートル
美浦 坂路 やや重 水曜日 併せ 一杯
4F51.7 3F37.8 2F24.3 1F12.0
エプソムC7着。タメて切れ脚を使う競馬で実績がある。前走は上り勝負の後方で前が止まらない中で必至に着を上げていくなど見せ場と言える部分はあった。タメは作れる馬だし堅実な結果は狙えるんじゃないかな。有力所がヘグれば上位もあるかも知れないよ。
肩ムチを2、3発使われて一杯に追われて、見合った時計は出ている。最後もムチに応えて加速して終われている位だし、心身ともに十分動ける水準になっている。緒戦からだけど、仕上げは入念そうだね。
84点
イレイション
※水曜日時点で追い切り映像は無し
春興S1着。ハナでスローに落とし、終いまんまと逃げ切る内容。展開を上手くモノにできた感じで、後方が来た頃にはもうゴールしていた。2走前を見る限り、脚は決して持っているとは言えないのでハナで粘れるかどうかだろう。このメンバーの決め脚ではカモられるように思えるが、どうか。
エメラルファイト
美浦 南W 良 水曜日 併せ 強め
5F67.5 4F52.6 3F38.3 1F12.1
日本ダービー12着。勝馬に近い先手の位置をロスなく進めていて出走馬中、一番キレイに回れていたと思うけど、直線の坂で急失速。最後は後続に来られた所でノメってストップ。距離は堪えたのかも。800m短縮だし、そこに活路を。FSは大外回しの直線だけの競馬で6着まで着を上げており注意が必要。
少し気が急いていると感じる部分はあるけど、1600m戦だし気にはならない。むしろ緒戦はこれ位テンションが高い方が動くは動くと思うし。動き自体に淀みも感じないしスムーズで良いんじゃないかな。耳を絞っていたのは春先には見られなかったけど、少し気難しくなったかな。
80点
カテドラル
栗東 坂路 良 水曜日 単 強め
4F52.9 3F38.2 2F24.7 1F12.6
中京記念8着。中団で普通タメてロスも抑えて堅実に回ったけど、直線の弾けが足りなかった。NHKマイルC3着はイン突きがハマってのものだし、まともに回したらこんな感じだと思う。あまり強いとは思っていないよ。
かなり歩幅が狭くピッチ気味で急いで登ってきた。重みのある動きで53秒を切ったアドマイヤマーズに比べると見劣りはかなりするね。決め手を使えるフォームではないし良くは見えない。調整は必要な段階だと思う。
3点
キャンベルジュニア
※水曜日時点で追い切り映像は無し
中京記念10着。短距離からの延長で行きっぷり自体は良くなっていたけど、ガッつく所も出て終い最後まで息が持たなかった。スムーズに先手を取って温存が利けば昔は結構粘っていたし、決して見限れない所はあるかも。