ザダル、サトノルークス、シフルマン、タガノディアマンテ、ナイママ、ニシノデイジー
菊花賞2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 2/3 by アラシ
ザダル
美浦 南W 良 水曜日 併せ 一杯
4F53.6 3F38.4 1F12.3
セントライト記念3着。1枠でずーっとインを折り合って運んでおり、消耗は最小限に抑えた。最後は前が中々開かなくてその間にリオンリオンに先を行かれた離されての敗北。ただ、2着のサトノルークスよりは早めに仕掛けられていたし、それでも3着に交わされた当たりあの条件での実力差は感じたな。
かなり動かして飛ばしている内容。長距離のレース前とは思えない走らせ方とは感じた。一杯に追うと落ち着くタイプなのかな。手前を替えていないのはいつも通り。これまでに比べるとキビキビしているのをプラス評価すべきなのか。
59点
サトノルークス
栗東 CW 良 水曜日 併せ 強め
6F84.4 5F66.8 4F52.1 3F39.0 1F11.9
セントライト記念2着。春は結構おっとりして運ぶ競馬が目立ったけど、セントライト記念では比較的キビキビして前を追走出来ていて勝負所でも能動的に動けていた。4角は鞍上によっては外に出してもおかしくない手合いだったけど、川田騎手が一撃を狙ってインに固執した結果最後の最後で弾けた。見事な判断だったと思う。春の折り合いがつく競馬から長距離はは心配していないし、菊花賞もチャンスはあると思う。
重心を上げきれずにピッチ走法気味の小走りになってしまうのは、そういうフォームの馬と言う感じで前回と一緒。併走時に抑えられて若干ケンカ気味になったけど、我慢は出来ている。ただ、レースではおっとりして運ぶし、あまり気にしても仕方ないかも知れないな。
68点
シフルマン
栗東 CW 良 水曜日 単 強め
6F84.8 5F68.3 4F52.9 3F38.6 1F11.5
神戸新聞杯6着。超がつくスローペースで折り合いをつけて逃げて終い33.3秒しか繰り出せずの敗北では実力が及ばなかったという事だろう。追ってガツンと行く馬ではないから上りの掛かる競馬の方が前進はしてきそう。
結構追って走らせている感じの追い切りでヴェロックスの馬なりより遅いとなると格の違いは感じるね。ヘッドも高く追ってグンと行かないしやはりこの動きだとキレは使えなそう。単騎で超スローなら或いは。
45点
タガノディアマンテ
栗東 CW 良 水曜日 併せ 強め
6F84.0 5F67.4 4F52.2 3F38.5 1F12.0
セントライト記念6着。大外ブン回しでインでソツなく回った上位馬を捉えられなかった。かなり大味な競馬をして6着まで来ているしスムーズに運べれば結果は結構違ったハズ。この馬は毎回良さを感じる走りはしている。折り合いを欠く所は見たことがないし、3000mで一撃を。
僚馬に先導して貰って、鞍上の誘導がなくとも上手くそれについていけている。直線入って一追い二追いで反応してシュッと伸びているし、動きは良いと思う。折り合いは問題なさそうだし、穴人気になるなら十分狙い目。
89点
ナイママ
美浦 南W 良 水曜日 単 馬なり
5F69.7 4F54.7 3F40.5 1F12.5
セントライト記念9着。早めに動く馬で重馬場が合わなかった。スパート時間が長すぎて最後は消耗しきって坂と重馬場に呑まれた。どうしても最後にスタミナ切れを起こして惨敗してしまうし、3000mのここも厳しいとは思う。
単走でサッと流す感じで仕上がってる馬の追い切りだね。テンションも落ち着いているし四肢の運びに淀みも見られないし良いんじゃないかな。とにかく展開が大ハマりするかどうか。
80点
ニシノデイジー
美浦 南W 良 水曜日 併せ 馬なり
5F66.1 4F51.2 3F38.0 1F12.6
セントライト記念5着。序盤から控えてかなり後方から競馬を進めた。馬群をさけたか?と言う感じには見えたね。春と違って折り合いは普通についていたし、道中ムダに力を使わなければやはり伸びがある馬だと思った。大外ブン回しで中山で直線勝負という不利な形勢になったけど、インが頑張ったレースという事を考えればこの馬も良く走っている。道中の位置取りに融通が利かないだけに展開に祈る部分はあるけど、脚力は示した。菊花賞、折り合いが少し心配ではあるけど、勝負になりそう。
引き続き猛然とする所があり折り合いがカギ。僚馬と併せてもかなり競りにいってしまっているし、そーっと出て他馬のいないポジションで競馬をするセントライト記念のような騎乗が良さそうだね。終いまで脚をタメられれば。3000mは合っていないと思うから、鞍上の腕前が頼り。
68点