アエロリット、アルアイン、アーモンドアイ、ウインブライト、カデナ、ケイアイノーテック
天皇賞秋2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 1/3 by アラシ
アエロリット
美浦 南W 良 水曜日 併せ 強め
5F66.1 4F51.6 3F38.5 1F12.9
毎日王冠2着。キレイに逃げてこの馬の競馬が出来たし、文句なしじゃないかな。4角でハミを取って前進していたし勝ったと思ったんだけどね。最後200m過ぎで手前を替えて加速していたところを見るともう1~2馬身逃げた方がやれたかも知れないね。まぁ、この馬場状態、あの内容で負けたんなら相手が強かったって事でしょう。
噛む感じでコーナーを回って来て直線もヒタ向きに伸びていた。この馬はゆったりさせるより少し要所で噛ませた方がレースでも走っているし、良い出来にあるんじゃないかな。
86点
アルアイン
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 一杯
4F52.8 3F38.5 2F24.6 1F12.1
宝塚記念4着。折り合いを欠く事も多いのでぶっつけ本番の府中芝は少し怖い部分がある。ただ、メンバー構成からペースが速くなるのは必至なので折り合い面は今回あまり気にならないかも。最内で進めて終い伸びずだったし、実力負けな所がやはりある。脚はそこまで持っていないのでスーパーホース相手だと前で相当頑張らないとこの馬でも厳しいと思う。
時計は良いけど馬場状態も絶好だったのでそこは注意。気勢を本番モードに保ってムチを入れて一杯に追った。気配は実戦さながらだったし、ぶっつけ本番だけあって攻めているという感じ。これだけ動けていれば力は出せるハズ。
74点
アーモンドアイ
美浦 南W 良 水曜日 併せ 強め
5F65.4 4F50.8 3F37.3 1F12.2
安田記念3着。ゲート直後にロジクライにぶつけられるも、大きくテンションを乱さずに回って来れたしそういう意味では信頼度は向上した。道中ダノンプレミアム川田騎手の執拗なマークに遭い外に出すのが遅れて、前残りの上り決着だった事もあって前を捉え切れず敗北。今回も相当マークが厳しくなるだろうし、上手く外に誘導できるかルメール騎手の手腕が問われる。案外、折り合い面に心配はないから本当にコース取り一つ。
一蹴りでの進みの良さと言う意味では前回安田記念の方が躍動感があって良かったけどな。今回は少し急いている感じだし僚馬を見ている気配がある。追われてからは良く反応していてそこはさすがと思うけど、馬っぷりは前回の方が作れている様に見えた。
80点
ウインブライト
美浦 南W 良 水曜日 併せ 一杯
5F66.5 4F51.1 3F37.5 1F12.2
オールカマー9着。スローでもハミ当たりの柔らかい運びが出来ていて流石だなと思ったんだけど、ペースアップする所で拳を随伴させた所でハミを持って行かず行きっぷりが悪くなった。休み明けで前進気勢の戻りが悪かったのか、どこか悪かったのかは分からないけどこの馬らしくない負け方にはなった。レースを見る限り、躓いたり、当てられたりと言うような明確な不利はなかったと思う。立て直しに期待、としか言いようがない。
追って進んでいるけど、ハミを取れていない。身体能力だけで走らさせられている感じで、気勢が伴っていないね。自分で走っている感じに乏しく、この出来だと見劣るな。
48点
カデナ
栗東 坂路 良 水曜日 単 一杯
4F51.4 3F37.5 2F25.0 1F12.9
新潟記念3着。ここの所、出遅れが目立ってきてはいるけど、終いもまた使える様になってきており復調は顕著。このメンバーではさすがに厳しいと思うけど自分の競馬に徹すれば10着以内に入る可能性もある。
最近は低伸したフォームで頸の躍動を大きく取れて確りハミを銜えながら走れている。終い少しフワっとしたけど、時計が攻めているしご愛嬌だろう。前回より一回り動いているし状態は万全そう。
94点
ケイアイノーテック
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 一杯
4F50.5 3F36.5 2F24.1 1F12.2
毎日王冠9着。最近はおっつけずに追走できているし、そういう意味では前進している。ただ、引き続きズブいのは否めず直線追ってもエンジンが掛からずそのままジリジリ交わされて負けてしまう。このメンバー相手にだとかなり厳しいものがあると思う。エンジンさえ掛かれば終いは持っているから少しはやるかもだけど…。
馬場が良い状態だったとは言え、この馬で確り終い伸びしているのは前進・好感材料。レースでそうそう変わるかと言われると疑問だけど、追い切りだけなら今までで一番よく見える。
78点