ゴーフォザサミット、サートゥルナーリア、スカーレットカラー、スティッフェリオ、スワーヴリチャード、ダノンプレミアム
天皇賞秋2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 2/3 by アラシ
ゴーフォザサミット
美浦 南W 良 水曜日 併せ 強め
5F67.3 4F53.1 3F39.1 1F12.4
オールカマー6着。先手にムリなくつけて競馬が出来るのは武器…なんだけど馬が勝負所でヤメているフシがありほとんどのレースで直線で勝負になっていない。ここも厳しいと思うよ。万一馬のヤル気が入ってくれば少しは粘れると思うけど、いずれにせよどうかな。
かなり掛かる気配を出して僚馬の後ろを追走させるなど、整然と運べるこの馬の雰囲気としては珍しい。この掛かり気が上手く制御出来れば直線で動くかも知れないし前進材料と判断。今までと同じ動きでは手詰まり感があるからね。
36点
サートゥルナーリア
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F82.0 5F66.8 4F51.7 3F37.5 1F11.7
神戸新聞杯1着。追い切りで掛かる気配を感じていたのとは裏腹に、レースでは終始ほぼ完璧な形で折り合った。フルパワーを出せればこれ位やっても不思議ではない馬だから、ヴェロックスを馬なりで制したのは、あの道中を見ていれば特に驚かない。今回もこういう気配で運べればアーモンドアイにも互角に戦えるハズ。春先、使った2回目のダービーの方が暴れたから、叩いた後のテンションだけが気がかり。
僚馬3頭を前に置いて我慢させるスタイル。ハミをかなり噛んではいたけど、スミヨン騎手が上手に抑えていた。がっちり拳を静定せずに随伴を伴って柔らかく減速させられていたし、この馬のテンションとしては良い方なんじゃないかな。身のこなし、時計は文句なしだし、後は引き続き折り合い面。
89点
スカーレットカラー
※追い切り映像は無し
府中牝馬S1着。折り合いは抜群につく馬だから終いも毎回期待できる。人気馬が弾けなかった分もあって、他の同格を抜くだけのやや流れの向いた競馬になった。末脚一杯でこの手応え・着差だとG1で本命視とまでは行かないけど、小確りした馬で引き続き安定した成績は狙えそう。
スティッフェリオ
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 強め
4F53.4 3F39.0 2F25.4 1F12.8
オールカマー1着。序盤1角進入前にハナに行かせた丸山騎手の判断が光った。決して掛かる馬では無いから、あれくらいなら出して行っても大丈夫。道中絞り絞りの運びだったけど、折り合いを乱さず整然と行けた馬も偉かった。ロングスパートタイプの馬だから良馬場のスローで早仕掛けすればある程度まではやれるかも。
時計はこのメンバーでは見劣るし、ハミの取りもイマイチ。決して脚が速い馬ではないから追い切りで大きな手応えを感じないのはある程度致し方ない。G2なら通用しそうだけど、このメンバーではどうか。
37点
スワーヴリチャード
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F82.9 5F66.4 4F50.8 3F37.7 1F12.2
宝塚記念3着。出遅れから前目につけて粘り込みを図るも前は捉えられなかった。上り自体は2番上りだし、あの競馬でそれだけ使えたのであればやはり能力は評価。右回りは内にモタれる所があるけど、左回りはほぼ直進出来るのでこっちの方が信頼度は高い。競馬下手で扱いづらい所があるから「ハマれば」と言うところはある。
相変わらず頭が高く四肢だけになるけど、楽な手応えでかなり良い時計は出せている。やはりう右回りだと少し内を意識するけど、今回は左回りだから。引き続き折り合い面に不安のある雰囲気は出ているからストレスなく運べるかだね。
69点
ダノンプレミアム
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F81.9 5F66.0 4F51.1 3F37.3 1F12.0
安田記念16着。ロジクライにタックルされてしまい、序盤からやや掛かった。それが凡走の直接の理由かどうか分からないけど川田騎手も馬の力を信じてアーモンドアイの進路を塞ぎながら勝負所もここって所で動くなど勝ちに行く乗り方をしていた。立ち直っているかどうかは追い切りを見ても分からないだろうから、ある程度勘で判断するしかないかも。
フォームに崩れがあるのがどうか。ハミの取りも浅いけど元々かなり噛む馬だからこれ位のテンションの方が良いのかもと判断。僚馬を抜いてソラを使ってはいたけど、今回はいくらこの馬でも本番で楽には抜け出せっこないから気にしない。まずまずじゃないかな。
65点