ドレッドノータス、マカヒキ、ユーキャンスマイル、ランフォザローゼス、ワグネリアン
天皇賞秋2019の最終追い切りについて所見を述べていきます 3/3 by アラシ
ドレッドノータス
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 馬なり
4F54.3 3F39.4 2F25.5 1F13.0
京都大賞典1着。前残りの展開の中でインの番手で折り合って進められたのが幸いした。ほんの1年くらい前までは折り合いにかなり不安のある馬だったけど、今は2400mのスローで馬群に入れても大丈夫みたいだね。去勢されても興奮気味の気配を残していた馬だけどここの所折り合えて自分の力を発揮出来てきている。上位どころまでは争えなくても今後もある程度堅実に見せ場作ってくれるかも思った。
僚馬の後ろで抑えて回ったのがアダになったかラインを替えて抜きに行った所で全く伸びず。与えられた課題はこなせなかった様に見えたよ。我慢から抜きに入るスムーズさが無かった。もう一つ。
41点
マカヒキ
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F53.4 3F39.0 2F25.4 1F12.6
宝塚記念11着。追い切りでは抜群に駆けるけど、レースで3~4角でかなり加減が入る様になってしまっており、良い時の「能動的に動けるマカヒキ」と言う部分が消えてしまっている。使う毎にレースでの動きが悪くなっているし、ここは注目できないかもしれないな。
一週前に馬なりで51秒台を出すなど、追い切りはかなり走るんだけどねぇ…。最終は53.5-39.0-25.5-12.5で息を整える感じ。前脚もしなやかに伸びているし本当によく見える。あとは万に一つレースで往年の気勢が戻ってくれば…。
29点
ユーキャンスマイル
栗東 芝 やや重 水曜日 併せ 馬なり
6F83.3 5F67.2 4F52.5 3F38.2 1F12.0
新潟記念1着。距離がいくら長くても大丈夫と思える程の完璧に近い折り合いを誇り末脚も使える馬。こういう馬なだけに2000mより距離は長い方が良いと思うけどな。右回りで結構内にモタれるので、左回りのここは終いだけなら前進材料。
一週前から少し折り合いに綻びが見られるようになってきていた。この馬らしくはないね。最終は併走するにも少し我慢を要していたし、今までリラックスした追い切りを見せて来ていたこの馬としては正直もう一つ。
58点
ランフォザローゼス
美浦 南W 良 水曜日 併せ 馬なり
5F69.8 4F54.7 3F40.1 1F12.4
毎日王冠5着。最近は掛かる所が出て来ている。前回からブリンカーを装着しているけど多少噛む所は出ていたし、道中での運びに大きな改善は感じられなかった。ただ、直線でテンパった雰囲気は無かったし幾らかの効果はあった見たい。先手で粘らせる競馬で成績を残してきた馬で以前の様にどれだけ落ち着いて行けるかがカギ。
少しハミを噛んではいるけど、5F70.0秒でもガッつかず、ほぼ無理する事無く我慢は出来ている。折り合いは戻ってきていそうだし、少し前進しているのかも。
18点
ワグネリアン
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F53.8 3F39.3 2F25.5 1F12.8
札幌記念4着。追い切りでハミ抜けしたリラックスした雰囲気で走れていたから、変わり身に期待したけどやはり他馬がいると勝手が違う。パドックでも既に高揚していたし、レースでもハミを噛む感じで出て外からクロコスミアに前を行かれた所で折り合いを失った。折り合いを欠いて終いを失う馬ではないけど、これだけのメンバーとやり合うとなるとやはり消耗を最小限に抑えないと終いの差は出てしまうという事だろう。
折り合いがついているは言い切れず、恐らく単走でこのテンションでとなるとレースではいつも通り掛かる。大きな変化はないな。上手くハミ抜けして終いを使えれば、とも思うけど、この手応えでは今までと大きく変わらないと思うよ。
65点