スマイルカナ、チェーンオブラブ、デアリングタクト、ナイントゥファイブ、ヒルノマリブ、フィオリキアリ
桜花賞2020の追い切りについて所見を述べていきます 2/3 by アラシ
スマイルカナ
美浦 南W 良 水曜日 単 馬なり
5F68.8 4F52.9 3F38.6 1F11.5
チューリップ賞7着。逃げに出ず、好位を試したのが裏目。3走前までがそうだったように、この馬は馬群でヘッドアップしてかなり慌てる。陣営としては試したつもりだったんだろうけど、やはり逃げに行った方が良かった感じだね。道中慌てた分もあるだろうけど、差しの脚はそこまで頼りづらいし本番では気分の良い逃げを。
最終は抑えたけど、一週前ビッシリだし、きっと逃げてくれるハズ。この二週続けて追って内にキレ込む所があったのがマジでどうか。気性的に万全とは言えない馬だから、プレッシャーが掛かるとどうか。
50点
チェーンオブラブ
栗東 坂路 良 水曜日 単 強め
4F52.7 3F38.1 2F24.8 1F12.2
チューリップ賞9着。末脚で制するタイプで、直線でどれだけ脚力を発揮できる競馬が出来るか。スタートダッシュが悪い時もあるし、好位の競馬はしづらい筈。前回は不発気味だったけど、フェアリーSでそれなりに見どころのあるを見せているし、ペースが流れれば或いは。
この時計でもシンドそうではないのは評価材料。だけど、ハミにモタれてがっこんがっこんしていたし、追ってヘッドアップするなどスピード乗りが悪い。鞍上も結構フカして急いでいた様子だけど、応えていない。どうか。
14点
デアリングタクト
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F53.9 3F39.5 2F25.6 1F12.6
エルフィンS1着。ディープインパクトが新馬~若駒S勝ち上がった時と彷彿とさせる驚異的な加速力と末脚を見せており、底を見せていないままここに挑戦してくる。上級所と勝負していない中での出走なだけにどこまでやれるか見通せないけど、この脚力は本物。ダークホースとしての存在感はかなりある。
期待過剰だったのがいけなかったのか、正直思ったほど動いていない。時計は54.0-39.5-25.5-12.5を狙ったんだろうけど、前にいる他馬を追いに行くような所は一切ないし、ハミも取らず、ヘッドが高い。終いの25.6-12.6秒の0.1秒遅れは誤差ではないと感じた。このうごきでどうか。
21点
ナイントゥファイブ
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F52.5 3F38.1 2F24.7 1F12.3
フィリーズレビュー3着。前残りの展開で2番手に居ての3着だし、展開の助けは大きかったと思う。桜花賞はペースが速くなりがちだし、ゴマカシの利かない展開になったらかなり苦しいと思う。見劣り感はかなり強いね。
気勢は乗ってないし、何度か肩ㇺチを使われても雰囲気は全然変わらなかった。時計は結構良いものを出していてフィジカル面では強そうな気配を出しているけど、あまり走る気にはなりにくいみたいね。長距離で我関せずの競馬が出来れば残るかも。まずここはどうか。
30点
ヒルノマリブ
栗東 坂路 良 水曜日 単 強め
4F53.0 3F37.8 2F24.7 1F12.1
紅梅S1着。馬場状態の良い中でインの先手を取って進められたし、直線入口で前がガラガラに開いていた。展開面の恩恵は大きかったと思うし、後続が鋭く詰めて来ていない所からのも出走馬のレベルに疑問符。積極視出来る馬ではないと思う。
背中の躍動感は結構目を引くし、背中を上げている間にキチンとお腹の下まで後肢が入っている様子だし、良く見えるよ。無駄な力みは一切感じないし、出来は最高峰じゃないかな。
90点
フィオリキアリ
栗東 坂路 良 水曜日 単 馬なり
4F54.9 3F39.3 2F25.6 1F12.7
アネモネS2着。ゲートは遅いが直線だけの競馬で仕留めてしまう末脚は流石で、ここに出走してくるのも決しノリまかせではないと思う。さすがにこのメンバーで直線勝負で決め切るのはムリだと思うけど、発馬を決めて道中良い位置にいれば或いは。
背中が凹んでいて頭が上がって走っていたのがどうかだけど、430キロ台の華奢な馬なので助手さんで追い切ると重いんだろう。ジョッキーが乗るレースでなら追い切り時と比べて変わり幅は大きいだろうし、そこに前進要素を。そんなワケでか時計は決して速くない。
36点