ヴィクトリアマイル2020 回顧
アーモンドアイ
ヴィクトリアマイル1着。好スタートから先手の外を通って優位に運べた。追い切りで感じたほど折り合い難は見せずむしろ、手元が緩い位の雰囲気で運べておりスムーズにレースが出来た。後方の馬に負けるハズはないから、前をどう抜くかだけと言う所だったけど、あれ位の直線リードでは全くこの馬場状態でもビハインドにはならなかった。
まぁ、今まで戦ってきた相手に比べれば見劣り明らかだし、まともに走ればこの結果と言う事だろう。テンションさえ落ち着いていれば今後も当然脅威。
サウンドキアラ
ヴィクトリアマイル1着。かなり強めに出して行っても掛からない、抜群の折り合いの良さがあるから松山騎手も思い切って外からでも先手が取れた。馬場状態を味方につけられるテンの強さが光ったね。4角でも持ったままで仕掛けどころを選べるなど、高い余力を見せていたし、いつも通り自分でレースを組み立てて強い内容だった。
アーモンドアイに交わされてからムチを使う2着固めの騎乗だったけど、まずは良い仕事だったんじゃないかな。
ノームコア
ヴィクトリアマイル3着。出遅れて後方になるも馬場を見越して待機せず、リカバリして出して行った。アーモンドアイの後ろで競馬をする分(絶対勝てないという前提なら)、ついて行けば良いのでそれはそれで無難な位置取りは出来た。道中動かした分か、追ってから少しマゴついたけど、周囲に比べて鋭い脚を繰り出して3着を確保。
久しぶりに強いところを見せていたと思う。追い切りも動いていたし、今後も楽しみ。
ラヴズオンリーユー
ヴィクトリアマイル7着。思った通り、デムーロ騎手らしく先手に行こうとガンガン推しいった。ただ、馬が元々キビキビ動くタイプでもないし、休み明けの分もあってか行き切れなかった。推したせいで掛かってしまったし、先手もとれずチグハグにはなってしまった。
動き的にやはりちょっと長い方が合っているのかなと思った。今の府中マイルは先手を制する馬が残れるけど、この馬はそういうタイプではないから…。
プリモシーン
ヴィクトリアマイル8着。この馬場状態での出遅れが痛恨だった。以前は頻繁に出遅れる馬だったけど最近はまともなスタートが続いていただけに、この大一番でやらかしたのは堪えた。折り合いも万全とは言えなかったし、何より、展開・馬場的に後方からでは無理があった。まともにスタートを切れていてば違っていた。昔ほど出遅れないので、度外視してあげて良いと思う。