ペルシアンナイト、メイショウテンゲン、モズベッロ、ラッキーライラック、レッドジェニアル、ワグネリアン
宝塚記念2020の追い切りについて所見を述べていきます 3/3 by アラシ
ペルシアンナイト
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F83.1 5F66.5 4F51.1 3F38.0 1F11.5
安田記念9着。終いでハミを全く取らなかった。バテるようなペースでは無かったし嫌な負け方だったね。去年まではほどほどに落ち着きが出て好感と感じていたけど、ここの所は落ち着き過ぎと言うか悟って来たのかも。期待しづらいな。
久しぶりにコーナーまで掛かる気配で回って来た。僚馬が気に入らなかった様に見えたな。ただ、追ったら追ったでピリッとしないし、ここはレースで見たまんま。現在の状態では厳しいかもな。
46点
メイショウテンゲン
栗東 CW 良 水曜日 単 馬なり
6F82.3 5F66.5 4F52.2 3F38.6 1F12.2
天皇賞春8着。基本、ヤル気がない馬で逆に言うと掛かる事もない。この距離ではそういう憮然としたところは活きないから厳しいと思うよ。そのくせ、併せると一伸びは出すので、バテ馬と競れれば少しは着を上げられるかも。
相変わらずハミをろくに取らないでユッタリ走っているし、追いにもほぼ応えていない。これが何をやっても掛からない究極?の折り合いに繋がっているんだけど、それを発揮するのはここじゃねーし。敏な動きがない以上、この距離では輝かないと思うよ。
18点
ラッキーライラック
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F82.8 5F66.9 4F52.1 3F38.3 1F11.4
大阪杯1着。絶好のスタートで裏目に出るんじゃないかと思ったけど良く踏ん張った。他馬に交わされた所で掛かってもおかしくない馬で、実際手綱が張ったけど、制御の利く範囲で折り合えたのは成長分。4角で危険を詰まる承知でインでタメ続けたデムーロ騎手の胆力にも脱帽。
引き続き馬なりで鬼のような時計を平然と出して来ており、前回に続き良い頃のラッキーライラックと感じる。僚馬のリード間隔からしてこの時計は狙って出しているし、陣営も相当信頼しての隊列関係だね。アタマが前回よりいくらか高い事以外が引き続き秀逸。
91点
モズベッロ
栗東 坂路 良 水曜日 併せ 一杯
4F54.5 3F38.5 2F24.1 1F12.1
天皇賞春7着。内枠を利してロスを完全に抑え、折り合いも概ねついてはいたけど、最後は脚がアガった。馬場もあまり良くなかったしこの馬には距離・メンバーレベルとも堪えたか。追ってピリっとしない馬だし、このメンバーではどうか。
ムチも使いながら終いにかなり偏重させて一気に追った。追ってピリッとしない馬だけにこの終い重点で気勢が乗ってくれば。足りない部分を積極的に補強するような内容で、挑戦的で上等と思う。あとは馬がどこまで応えてくれるか。
69点
レッドジェニアル
栗東 CW 良 水曜日 併せ 馬なり
6F80.9 5F65.8 4F51.3 3F38.1 1F12.1
鳴尾記念3着。イン突きが完全にハマって直線もスルスル追えたけど、上位2頭に及ばず。最大の競馬が出来たハズで、100%を発揮してあそこまでだとここでは見込みづらい。
6F80秒台にしては終いも軽く促される程度で結構伸びていたし、好いた動きはしている。思ったより落ち着いて緊張がない分ストライドも広かったし、良いんじゃないかな。ベストは尽くせる仕上がりだと思う。
83点
ワグネリアン
栗東 芝 やや重 水曜日 単 馬なり
5F66.2 4F50.5 3F36.4 1F11.6
大阪杯5着。どうしたって掛かる馬だから、先手に出して行くワケにも行かず手控えた分、後方になってしまった。毎度の事だけど。特に今回はある程度だそうとはしていたみたいだけど、他馬の後ろから何頭も来られて制御できなくなりかけた。折り合いがネックの馬で位置取り・直線余力が中々残せずハイレベルなレースだとどうしても格落ちが出てしまう。
詰めた感じの単走でフォームを整える感じだったね。これで後肢が入ってくれば折り合い共々向上できるハズ。そーっと乗っているのは伝わったし、ここも積極的な位置取りはしてこないと思う。タメて一気に期待。末脚がこのメンバーで決め切れるほどか。
71点